#010:進む造成工事-3安積町ア-ティスト村記録
次に上段の擁壁工事にかかります。
これが超、超難しい!配置、つまり何処にどの高さに決定するかは設計者の判断にかかります。現地の状況は道路が坂道な上に、敷地は不整形。再度測量した正確な測量図を基に、3つの区画割を決めなくてはなりませんが、幸い丁度50、55、60坪の区画割が出来ました。
駐車場の大きさも確認しながら、建物の配置を再度確認!第1種低層住居地域で外壁の後退距離や高さ制限があるからです。現場は待ってくれず時間との闘いもあり、頭の中が4次元の空間にいるようでした。机の上で線を引いているのとは全く異なり、現地でどのように指示するのもまた困難。現場で測量士に点を出してもらい、(エイヤっと)ここに擁壁を設置!との指示したのでした。
現場は、待ってましたと、着々と進めます。まずは補強工事から始まり、配筋の確認後コンクリ-トの打設します。
その段階で現場からスミマセン!高さが20cm間違っていました!との報告。しかし全体の高低差等が頭に入っていたので、何とかなるから打設して進みなさい、と。